産経新聞を見てると、老人脳が滑稽で哀れである。
曽野綾子は相変わらず「戦前は貧乏で不如意に耐えてる時代」
「戦後は裕福で不如意を忘れた時代」などという、
現状認識を完全に読み誤った無意味な説教を垂れている。
産経抄は星新一の『おーい、でてこーい』という名作短編を
紹介しながら、原発事故の汚染廃棄物の「中間貯蔵施設」に
話を繋げ、それでも脱原発に首肯しないと言い張っている。
それじゃあ、底なしの穴があるから、廃棄物は埋めまくれば
いいという現代人の愚かさを風刺した寓話の意味がなくなる。
「中間貯蔵施設」なんて大嘘である。
あれはどうせ「最終処分場」だろう。
人間が住めない国土を作り出した責任を、愛国心があるなら、
もっと深刻に考えろと言いたい。